計画が崩れる理由
計画が守れないいちばんの理由は、意志が弱いからではなく、計画が最初から現実に合っていないからです。いちばん調子のよい日を基準に一日の分量を決め、学校行事や約束、体調を崩す日を計算に入れないと、三日ほどで遅れ始めます。一度遅れた計画は立て直しにくく、結局計画表を捨てて手当たり次第に勉強することになります。だからよい計画とは詰め込んだ計画ではなく、遅れても立て直せる計画です。
試験日から逆算して範囲を分量で書き出し、復習日と予備日を組み込む計画の立て方をまとめました。科目配分の目安、毎週の見直し、よくある失敗も扱います。
計画が守れないいちばんの理由は、意志が弱いからではなく、計画が最初から現実に合っていないからです。いちばん調子のよい日を基準に一日の分量を決め、学校行事や約束、体調を崩す日を計算に入れないと、三日ほどで遅れ始めます。一度遅れた計画は立て直しにくく、結局計画表を捨てて手当たり次第に勉強することになります。だからよい計画とは詰め込んだ計画ではなく、遅れても立て直せる計画です。
計画は今日からではなく試験日から始めます。試験日までの残り日数を数え、そこから実際に勉強できない日を引きます。次に、最後の数日は新しい内容に手をつけず、全体を見直す期間として先に確保します。残った日数で範囲を割ると、一日にどれだけやればよいかが数字で見えます。その数字が大きすぎるなら、計画を組む前に範囲や目標を見直すべきだという合図です。
一日の計画は「英語二時間」のように時間で書くより、「英語三課の本文を訳して単語を確認」のように終える分量で書くほうがうまくいきます。時間で書くと座っているだけで終わった気がして、実際にどれだけ進んだかがわかりません。分量で書けば終わったかどうかがはっきりし、翌日やることも自然に決まります。最初はひとつの課題にかかる時間を見誤りやすいので、数日は実際にかかった時間を横に書いておくと、次の計画がぐっと正確になります。
新しい範囲だけが並んだ計画は、試験直前に前半をほとんど忘れた状態で終わりがちです。習ったことは時間とともにすぐ薄れるので、最初に勉強した日のほかに、数日後と一週間ほど後に短く見直す枠をあらかじめ入れておきましょう。この復習は長くなくてかまいません。本を閉じて要点を思い出し、詰まったところだけ確かめれば十分です。復習の間隔の取り方は記憶法の記事で詳しく扱っています。
計画には必ず空いている日が必要です。週に一日ほど何も割り当てない日を置けば、その週に遅れた分をその日に取り戻せます。遅れがなければ、先に進むか休めばよいのです。予備日のない計画は一日ずれただけで以降がすべて一日ずつ遅れ、その重圧で計画そのものを諦めることになります。立てた時点で少しゆとりがあると感じるくらいが、実際にはちょうどよいことが多いものです。
すべての科目に同じ時間を割くのは公平に見えますが、効率的ではありません。科目によって範囲の広さ、今の実力、試験での比重が違うからです。たいていは範囲が広くまだ苦手な科目に時間を多めに回し、得意な科目は感覚が鈍らない程度に続けるほうが、全体の点数を上げやすくなります。数学のように手が慣れるまで時間のかかる科目は、まとめてやるより毎日少しずつ置くほうが向いています。
計画は一度立てたら終わりではなく、毎週直していくものです。週末にその週の計画と実際にやったことを並べて比べてみてください。いつも同じ科目が遅れるなら、その科目の一日の分量を見誤っています。毎晩の時間が空振りしているなら、その時間帯には別の用事が入り込んでいるということです。見つけた差を翌週の計画に反映すれば、数週間で自分のペースに合った計画ができあがります。
いちばん多い失敗は、計画表を飾ることに時間をかけすぎることです。色を塗ったり枠をそろえたりしているあいだは勉強した気分になりますが、範囲はまったく進みません。もうひとつは、一日ずれただけで計画を一から作り直すことです。遅れは予備日で吸収し、作り直すのは週末の見直しのときに一度だけにしましょう。試験範囲や日程が変わることもあるので、学校や試験の実施団体の案内を定期的に確認することも忘れずに。